雨の日に傘のない絶望感たるや。だからこそ常に折りたたみ傘をカバンに入れています。
しかし、一般の折りたたみ傘だと500mlペットボトル並みにかさばりますよね。こうなると邪魔臭くて肩も凝ります。
そこで私は世界で最も軽量薄型安価な折りたたみ傘であるウォーターフロントのポケフラットを常備しています。
初期の頃は雑貨屋で500円で売っているのをよく見かけて、その薄さに驚いたものですが、最近はちょっと値上げされて定着しています。それもそのはず国内シェアナンバーワンを占めるのがこのウォーターフロントなのです。
しかし、意外なことにこのウォーターフロント。日本の実業家おじさんが後発参入して成功した傘ブランドであることご存知でしょうか。私はてっきり海外メーカーだと思い込んでいましたが、傘を愛する実業家おじさんが市場性云々というよりも自分が欲しい傘を作り始めたのがウォーターフロントの原点です。
後発参入なので雑貨店に傘を並べて意外な評判を呼び、その後、ポケフラットに限らず、強風や雪に強い富士サンダー、ライフル型のデザインをした種子島など、ユニークな商品を数々生み出しているストーリーはとても魅力的です。
詳しくはこちらの記事で紹介されています。
そして、気になる使い勝手ですが、これがもう傘を持っていることを忘れるレベルの薄型軽量なのです。
それも厚さ2.5センチ。ほとんど財布感覚で持ち歩けるサイズなので、雨の降りそうな時はヒップのポケットや背広の内ポケットに入れて歩けます。
もちろん、コンパクトさゆえに大雨や強風になるとサイズや強度に弱さを感じるわけですが、そのレベルの天候になるともはやビニール傘やレインコートを使用するのが普通でしょう。
そもそも、このウォータフロントのポケフラットは地下通路が充実している都会での使用をイメージして生み出された商品なのです。傘を使用する場面も小雨が大半なのですから私は年間を通してこのポケフラットで済んでしまうわけです。
ビジネスや旅行においてこれ以上に使い勝手のよい傘は今のところ見当たりません。
