年末年始いかがお過ごしでしょうか。私はロシア・ハバロフスクで新年を迎えました。しかし、冬のロシアは死ぬほど寒いです。大晦日に街中を彷徨っていたときの気温はなんと-23℃でした。もっとも北海道でもこれぐらいの極寒に至ることは稀にあるようですが。
そこで、冬の定番であるユニクロのヒートテック&ダウンのフル装備でロシア・ハバロフスクに臨むことにしました。
今回は-25℃から-10℃の街中で試した結果を踏まえ、極寒の街歩きにおすすめの服装を気温別に紹介します。雪国への旅行やスノーレジャーでも使えるのでぜひ参考にしてみてください。
<気温0℃から-10℃>
超寒いけれど半日ぐらいなら街歩きをなんとか楽しめるレベルです。歩くと熱がこもり発汗するので、適宜、体温調節することをおすすめします。以下が標準装備になります。
頭
ヒートテックニットキャップ
上半身アウター
ダウンパーカー
スウェットフルジップパーカー
上半身インナー
長袖ヒートテック(超極暖)
手元
ヒートテックニットグローブ
下半身アウター
スリムフィットジーンズ
下半身インナー
ボクサーブリーフ
ヒートテックタイツ(超極暖)
足元
ヒートテック靴下
ゴアテックス製スノーブーツ
<気温−10℃から-20℃>
外出したくないレベルです。フル装備で歩いても1時間が限界だと思います。顔と手足は確実に冷えてきます。息を吸い込むと鼻水が凍ります。頭が冷えると頭痛になるのでニット帽は必須とロシア人が言っていました。どうしても街歩きしたければカフェ等で休み休みに街歩きすることをおすすめします。この気温帯では以下の装備が加わります。
頭
ヒートテックネックウォーマー
上半身インナー
長袖ヒートテック(超極暖) *2枚重ね
足元
ヒートテック靴下 *2枚重ね
<気温−20℃から-30℃>
命の危険を感じるレベルの寒さです。フル装備で歩いても20分が限界だと思います。どんなに防寒しても顔と手足の感覚がなくなり頭がガンガンしてきます。じっとして動かないと10分で限界です。どうしても街歩きしたければウォッカを飲んで誰かと話しながら歩くのがロシア流です。それも近場のスーパーに行く程度の街歩きですが。この気温帯では以下の装備が加わります。このレベルではもはやユニクロでは対応困難です。
上半身アウター
ゴアテックス製スノーウェア
手元
ゴアテックス製スノーグローブ
下半身アウター
ゴアテックス製スノーウェア
いかがでしたでしょうか。私は比較的寒さに強い方なので、寒がりの方はもう一枚プラスぐらいのイメージで防寒に備えると良いと思います。また風の有無でも体感温度は変わるので念には念を入れた準備で快適な冬をお過ごしください。