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「風向」を読む方法(船乗りの知恵)

突然ですが問題です。

この写真、風はどちらの方向に流れているでしょうか?

(A)左から右(海から陸に吹き込むオンショアの風)

(B)右から左(陸から海に吹き込むオフショアの風)

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正解は、

(A)左から右(海から陸に吹き込むオンショアの風)

でした。

雰囲気的にそんな感じですものね。ポイントは鳥の向いている方向です。

 

鳥は風上を向く

風があるとき鳥は風上を向くといわれています。

理由は鳥の羽毛がすべて同じ方向に生えているからです。風下に向いていると羽毛が逆立ちますし、体温が奪われてしまいます。

また、飛行機と同じで風上に飛んだ方が揚力が生じやすいです。外敵からも逃げやすいわけです。

知っている人は知っている豆知識ですね。

私はヨットスクールに通っていたときに気象予報士のインストラクターからこの豆知識を教えてもらいました。ヨットは風を読むスポーツなので、海や空の様子から数百メートル先の風を読めなくてはレースに勝つことができません。そんなとき、海鳥が飛んだいたり浮かんでいれば大方の風向きを瞬時に判断することができるわけです。

まあ、日常生活では殆ど役立たない豆知識ですけどね。

 

風見鶏の本来の意味は「風に向かって雄々しく立つ」

そして、もう一つ。風向きを判断するモニュメントに「風見鶏」があります。

「風見鶏」は風向き次第で立ち位置を変えるので日和見主義というイメージが浸透していますが、本来は「風に向かって雄々しく立つ」という意味で、ヨーロッパでは魔除けのシンボルとして親しまれてきました。政治の世界で誤用されてから日和見主義という意味合いが定着してしまったようです。

これもまた、役立たない豆知識ですね。

 

風向を知って役立つこと

日常生活において風向を知って役立つことは殆どありませんが、敢えていえば、四季の移り変わりを自分の目で実感できることではないでしょうか。

例えば、西高東低の冬型気圧配置では寒い西風が続きますが、南寄りの強い風が吹き込めば春一番の到来です。風の流れが変わるとお部屋の模様替えもしたくなるでしょう。

そんな自然を感じるライフスタイルに私は憧れます。