依然として猛威を振るう新型コロナウィルスですが、感染防止にアルコール消毒液を活用している方も多いかと思います。
私も職場にアルコール消毒用スプレーが置いてあるので席に戻るたびにスプレーをプッシュしています。
そんなアルコール消毒液の主成分であるエタノールの代表的性質といえば、①抗菌性、②引火性、③親水性、④親油性です。
親水性、親油性とは、要するに水にも油にも溶けやすい性質のことで、実は日常生活に役立つとても便利な性質です。
そこで今回はアルコール消毒液の意外な使い方をご紹介したいと思います。
油性マジックを消す
昔、飲食店でアルバイトをしていたとき、プラスチックプレートに誤った値段を油性マジックで書いてしまったことがあります。
その時、店長さんがアルコール消毒液を吹きかけてティシュでサッと消したときは非常に感動したものです。
アルコール消毒液は油に溶け込むのでプラスチック面やガラス面に書いた油性マジックを浮き消してくれるのです。
覚えておくと便利な業界の知恵です。
キッチンやバスルームを掃除する
油性マジックを消すほどアルコール消毒液なのでキッチンの油汚れにも威力を発揮します。
口にしても無害なのでレンジや冷蔵庫などの繊細な掃除にもぴったりです。
また、その抗菌性からバスルームのカビ落としにも効果的です。
とにかく、あらゆる掃除に万能です。
ただし、木材や特殊コーティング面に使用すると変色等の恐れがあるのでご注意ください。
着火剤としても使える
手ピカジェルのようなジェル状のアルコール消毒液なら、焚き火の着火剤としても使えます。
火は下から上に燃え広がるので炭の下にジェルを敷いて着火するのがポイントです。
バーベキューに欠かせないアルコール消毒液ですが、着火剤としても使えれば一石二鳥ですね。
今や生活に欠かせないアルコール消毒液ですが、エタノール本来の性質に着目するとこんなにも活用の幅が広がります。
ぜひ日常生活に役立てていただけましたら幸いです。